2006年12月24日

「ひな」と「鄙」

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建物の「ひな」

この春瀬戸内の離れ小島に船小屋を建設しようと計画したが、当該の場所が国立公園だったので環境省に建設許可を申請したり、大型重機がフェリーに乗らないから建物の設計を変更したり、滑ったり転んだり、ああでもないこうでもないといろいろとした挙げ句、年の瀬も押し迫った12月20に漸くのこと舟宿「ひな」の建前を迎えることが出来た。めでたしめでたしアレは伊勢コレは伊勢。

およそ400年前に村上水軍の舟作事場だった処に、和船工房と舟宿が一体化したような建物が生まれる。檜の香りも新鮮な柱が幾本も立ち並んだ上に降翼の屋根が載る。直線と平面が交差する木造建築だ、明けて三月には竣工する。ぼくに取っては久々にこころときめく木の姿だ。

以上は建物の「ひな」のお話しでした、ついで帆船「鄙」の話しです。

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舟の「鄙」

建物「ひな」が直線と平面のかたちだとすれば、帆船「鄙」曲線と曲面のかたちだ。「ひな」も「鄙」も檜や杉や欅などの素材が使われている。あたりまえのことだけれど、素材は目的に応じた幾何学的な命題が加えられる。大地に立つ姿、海に浮かぶかたち、それぞれに機能の美しさが個性的だ。

このところ人間が創り出してきたもののすがたかたちにこのところどっぷりつかっている。多分、こんなのをゼータクと言うのだろうね。「鄙」も弥生三月には舟降ろしされ、四月からはいよいよ「ひな」をホームポートに帆柱と帆布が艤装されす、暫くは調整に大わらわだろう、果たして、明治時代の帆走は再現されるだろうか・・・

閑話休題

帆船のことは、先日土佐の天狗こと芝藤さんにいろいろと教えていただいた、感謝感謝でした。高知はいいですね、「おらんくのに〜ぃわにゃしおふくさかながおよぎおる」竜馬になった気分で痛飲しました!

翌日帰りには久万へ立ち寄り、四間の檜帆柱を注文しました。年内に山から切り出して、三月まで乾燥させ四月に削ります。久万の材木商は帆柱のことを良く知っていました、昔からあの辺の檜がひときわ優れものだったらしい。

さて、来年は楽しみだ!ブログももっと書くぞ!みなさん良いお年をお迎え下さい。

西門寺
posted by さいもん at 01:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記